楢山遥を率直に表現すると、童顔でツンデレ、である。
おまけに本作品で唯一の●●キャラだったりする。
これは逆に珍しい。
Lの季節では、解りやすい個性というか属性というか、そういったものをあまり表に出さない、つまり地味めな設定のキャラクタが多い。
そういう意味では、楢山遥シナリオは既存のギャルゲに似た雰囲気が強いのではないだろうか。
杏仁豆腐あたりはちょいとやり過ぎだと思ったが。
ところで、本シナリオには幻想界バッドエンド同様、致命的におなしな箇所が存在する。楢山遥ルートに入るための必須(?)イベントが、ルートに入った途端に無かったことにされる。
そしてルートに入ってから似たようなイベントがあるのだから不自然極まりない。
しかも、こちらはED直前ではなく、誰しも必ず通るルートに在るのだから質が悪い。
物語のリズムが気持ち悪いったらない。
あと、これは漠然と感じたのだが、楢山遥シナリオは別のライタが書いたのだろうか。
他のEDはもうちょっと先の気になる、悪く言えば急にぶった切ったような終わり方が多いのだが、彼女のEDだけは妙に後日談というかエピローグが長い。
他のヒロインのもこれくらいして欲しかった。
本当、いろんなところが惜しい作品である。
■到達ED
澪泉双葉エンド(1)(2)
純耶佳奈エンド(1)(2)
香野由香エンド(1)(2)(3)(4)(6)
楢山遥エンド (1)(2)