なんだろう、段々楽しくなってきた。
僕は「面白さ」と「楽しさ」は違うものだと考えていて、
面白さとは作品が含有しているモノ、楽しさとはユーザが作品から汲み取った何かを自分の中で展開したモノ、と定義している。
二つの要素は基本的に関与し合わず、面白いけど楽しくない作品があれば、面白くないけど楽しい作品もある。
面白くて楽しい、というのが優れた作品の条件のひとつだろうが、上で言ったように楽しさがユーザ個人に依存すると定義している以上、
優れた作品は万人向けではない、ということになる。
優れた作品とは常々尖っているのである。
以前に3、4回は書いた気もするが……。
世間一般で言う大作なる代物は、上の定義で言えば、面白いけど楽しくない作品に分類される。
多くのユーザに提供されることを前提に開発されたことから、全体的に丸くなって優等生のような出来映えになっているのだ。
ちなみに、面白くないけど楽しい作品をクソゲと呼んでいる。
面白くも楽しくもない作品もそうだが、面白くない時点で作品として失敗している。