にしてもシナリオがオリジナルと違いすぎているのは良いのか悪いのか。
重要なことがいくつも語られるし、次回作への伏線も新しく張られている。
エピソードVはどう言う形になるんだろうか。
PS2とNDS、どちらの作品を正当な過去とするのか。
ユーザが混乱するのは、僕が預言者でなくとも目に見えている。
そもそもこんなことになったのは、エピソードU(PS2)が原因だ。
おそらく開発途中で大幅に物語が変更されたのだろう、前作で人気の出たキャラクタ達を物語の主軸に配し、もともと主人公だった人物を脇役程度に扱かったことで、物語に齟齬が生じた。
前作の伏線を無視し、さらにエピソードU本編の中だけでもシーンとシーンの繋がりが意味不明なものだったりと、それは散々だった。
プロモーション映像で出てきたシーンが本編で使われていなかったりする事実から、
当初の脚本で考えて作られていた映像群から書き直された脚本で使えそうな映像を切り貼りしてそれっぽい形に仕上げたのかもしれない。
どうでもいい。
しかし、意味不明の物語を見せられたユーザは怒った。まあ、当然である。
ただ、だからといって、スイマセンでした作り直します、とはいかない。
今やゲーム1本作るのに、億単位の資金と年単位の時間がかかるのである。
おいそれと作れるのものではない。
そこで、ソフト開発費の安い携帯機が選ばれたのだろう。
完結篇である次回作が出る前に、全2作を纏めておこう、というのは勿論建前で、結局は事実上のリメイクである。
苦しい。非常に苦しく、滑稽な選択だ。
スタッフもエピソードUを野放しにしておくのは流石に出来なかったのだろう。
なんつーか、面白い会社だと思う。
ああ、エピソードVが楽しみだ。純粋にそう思う。