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31.01.2006

やるせ無さ漂う終劇

【PS2】零〜紅い蝶〜(7)

 終了。 難易度イージーでのクリア時間は、10時間20分くらい。
最高に面白かった。

 「和風ホラーアドベンチャ」という括りで見れば、ひとり孤独に館から脱出する前作の方が精神的に怖いのだが、 1本のゲーム作品としてなら『紅い蝶』に軍配が上がるだろう。 それほどに完成度が高い。

 ざらついた映像や、しめ縄のギシギシいう効果音など『零』らしさは相変わらずだが、今回それに加えて「声」の演出が特に秀でていると思う。 怖いというより、センスの良さから格好良いとさえ思えてしまうほどだ。 クリア特典で見れるデモとか鳥肌が立つ。
というか、僕は本当にこういうのが好きだよな……。

 怖くない怖くないと散々書いたが、エンディングだけは話が別だ。 めちゃくちゃ怖い。そこにED曲『蝶』が拍車をかけ、さらに怖い。
クリアしたのに虚脱感に襲われる。 前作同様、高難度でクリアすれば真のエンディングが見れるらしいが、当分このゲームをやる気になれない。 こうして文章を書いている今は少し落ちついているがクリア直後は相当酷かった。 僕は半日、使い物にならなかった。


おそらくE3で公開されたもの。クリアしなくても見れるかも。




30.01.2006

サブタイトルが示す最後のメッセージ

【PS2】EVE burst error PLUS(4)

 終了。 プレイ時間は30時間程度。 あるいは20時間だったかもしれないし、40時間かもしれない。 レコードされない仕様っぽいので正確な時間は不明。

 『burst error』が傑作と持てはやされている事実も理解できたし、続編の『The Lost One』があれだけ叩かれたのも納得がいった。 終盤、特にハッキングシーンあたりからの怒涛の盛り上がりっぷりは凄まじい。 確かにこれを体験すれば、ユーザの続編に対する期待が小さいわけがない。 『The Lost One』は単品で見れば決して叩かれるような代物ではないと思うが、 しかし、『burst error』プレイ後に改めて考えると、確かに酷いものだと思う。 ユーザが愛したこの世界を文字通り壊してしまったのだから。

 システム回りに関して言えば、視点キャラ変更が従来に比べて非常にスムースになったのは凄く嬉しい。 今まで、変更するたびにオートセーブが入り、さらにはディスク交換まで要求された。 一度の変更に約1分。物語終盤だと頻繁に要求されるのでたまらない。
それと今回、いつ変更すればいいかアナウンスしてくれるので、
ヌルゲーマーの僕は多いに助かった。 親切すぎるとは思ったが。

 ノベルゲームで文字が読みづらいのは致命的。 薄いオレンジ色の背景に、縁取りのない、ただ塗りつぶされた白文字や黒文字はどうかと思う。 眼がしょぼしょぼする。僕だけだろうか。

 サブタイトルの「burst error」だが、ゲームを終えても意味が解らない。 burst errorとはコンピュータ用語なのだが、本編に関係あるとは思えない。 調べてみたら、真意はともかく言葉遊びである可能性が出てきた。 「burst error」→「burs terror」→「EVE birth terror」らしい。 眉唾だが、少し説得力はある。
本編を体験した者だけに、この仕掛けが理解できる。




29.01.2006

ゾーイ

 今度の仮面ライダーは脱皮するらしい。

 入試がどうとかいう理由で、直通バスが無料だった。 受験生への配慮なのかどうかはともかく、おかげで往復400円近く得をする。
浮いたお金でPS2『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』入手。380円。
こういう機会でなければ、多分一生買わなかっただろうタイトルだ。

 しかし、よくよく考えれば、普段はバスなんて利用しないわけで、いつもお金を使わない人間が、今回も使わずにバスに乗っただけである。 いつも通りだ。 購入金額がそのまま出費となる。あぅ。


『ZONE OF THE ENDERS Z.O.E』公式サイト




28.01.2006

マリア様がみてる 妹オーディション

今野緒雪/コバルト文庫

 こんなに良くできた娘はなかなかいない。

 シリーズ20作目あたりか。 長く続いている。 今作もメイドロボ氏に借りて読んだ。 シリーズ最後まで借りて読み通すつもり。 こういう人間を指して作家の敵と言うのだろう。

 前から思っていたが、生徒会役員を姉妹間で自動的に継承するシステム(実際は少し違うが)は学校側から見てまずくないのか。
現に通常9人で執り行う仕事を、今のところ6人でうにうにしている。 成り立つのかこれ。

 まあ、それはともかく。 おそらく『マリみて』は福沢祐巳の成長物語だと思うのだが、最近はもう彼女が成長しきっている感じだ。
下級生と薔薇様の間をさらりと執り持ったりと、以前とは比べものにならないほど余裕を持って行動しているように見えるのである。
つまり、物語としてはすでに終わっている。

 だからもう、読者は予定調和とも言える帰結(●●が妹になり、薔薇様らが卒業する)を待つのみ。 そして先が見えたことで、だからこそ今の話の流れがよりのんびりしたものに感じられ、歯がゆい思いを強くしているのかもしれない。

 長々と書いたが、つまり僕の言いたいことはこうなる。
祐巳、とっとと電動ドリルをゲットしなさい。




27.01.2006

たーまごっ、たーまごーっ

 二日に一回ゲームについて書いているのはどうかと思ったので、 たまには違うことも書かなくてはー。えーと、違うこと、違うこと……

 たまごかけごはん用醤油を使って、たまごかけごはんを食べた。
メディアでたまごかけごはんシンポジウムが特集されてて、この醤油の存在を知ったのだが、 普通の醤油より味は薄めで甘く、心なし食べやすい。 この醤油、世間では密かなブームだとか。




26.01.2006

数え忘れたアニバーサリー

 日付が変わる少し前、今日って僕の誕生日じゃないかと気付く。 歳が13、14になる頃は、わりと老けるのが嬉しかったが、今では特になんとも思わなくなってきた。 現に今まで忘れていたわけで。

 卒研の発表会に出席。 出席して聴講しただけだが。 内容が高度すぎてさっぱりだった。 僕は卒業できないなと思った。




25.01.2006

接近が足りない

【PS2】零〜紅い蝶〜(6)

 かの写真家キャパが「良い写真が撮りたいなら、カメラを近づければいいじゃない」と言ったように、『紅い蝶』でも霊に接近すればするほど、撮影したときにより多くのダメージを与えられる。 フレームに納めた時間に比例してダメージが増えていった前作だと、遠くから盗撮してれば退治できたこともあって、今回は結構な接近戦になることが多く、よりゲーム性が増していると言える。

 ゲーム性といえば、Xbox版『零』から導入されたらしい「フェイタルフレーム」が面白い。 怨霊の一瞬の隙を突いてシャッタを切ると、霊をのけ反らせて吹っ飛ばすと同時に、吹っ飛んでいく霊に第2、第3撃が加えられる、とかいうシステム。 これにより撮影にコンボという概念が加わり、自ら進んで霊に接近したくなる仕様だ。

 また、コンボの間に特殊効果を付与した撮影(移動速度を遅らせるとかダメージをプラス補正するとか)を混ぜることも可能で、プレイヤはカメラ撮影するだけでコントローラをガチャガチャいじることになる。 最初はタイミングが難しいいのだが、慣れてくると面白いように除霊できて、これが爽快だったりする。

 なんかカメラで格闘ゲームしてるみたいだな……。




24.01.2006

NDS Lite

 更新するのメンドクセ病になる。

 NDSの上位モデルが発表された。 この前、新型は出ないって任天堂は言ってたじゃないか。 おバカ! おバカ!  僕のNDS早くも旧型ですか……。




23.01.2006

読者の視点で紡ぐマルチサイト

【PS2】EVE burst error PLUS(3)

 この作品は、二つのシナリオが平行して進んでいく。 プレイヤはそれらを交互に読み解くことで物語の全貌を知ることができ、 また一方のシナリオで取った行動が、もう一方のシナリオに影響を与えていることを知る。

 キャラクタの多くは両方のシナリオに登場するが、シナリオの視点つまり主人公が違うため、その立ち位置は微妙に異なる。 一方のシナリオでは主人公と友人という位置付けであるキャラクタYが他方では主人公の元恋人だったりする。 当然Yの立ち振る舞いは相対する人物によって変わり、友人には優しく接するが、元恋人に対してはきつく当たったりする。 プレイヤのみ、その両方を知ることができる。

 ゲーム内の文章は、地の文も含めて基本的にセリフ調なのだが それらはプレイヤの存在を意識したものになっている。 例えば、道の真ん中で「脱ぐ」→「すべて」とコマンドすると、「脱がしてどうするつもり?」とか訊いてくるし、 「見る」→「あたり」としても、「画面の端に見えるのがパソコンだな」とか言ってくる。 画面とは、プレイヤが覗いているテレビ画面のこと。

 プレイヤは各シナリオの主人公と視点を共有することで物事を観測するのだが、たまに視点が外れ、主人公たちも知らない情報や場面を見る箇所もある。 そのとき、他のキャラクタと視点を共有するのではなく、プレイヤとしてその場に留まり観測することになる。

 このように、『burst error』には読者の視線を意識した箇所が散見される。 十年前、すでに神の視点を取り入れた作品ができていたのは驚きだ。 当時、リアルタイムで体験した遊び手はそれ以上に驚いただろうが。 こうして『YU-NO』に続いていくのだな。




22.01.2006

前触れなし

 展開が早すぎて補足しきれなかったのだが、亜季にゃんの新刊『最終兵器彼女 前田亜季写真集』が発売されたらしい。 発売二日前のイベントで、軽くアナウンスされたそうだ。 売る気ないな。




21.01.2006

おにいちゃんをかえせ!

【PS2】零〜紅い蝶〜(5)

 このゲーム、何が怖いって開発スタッフは一番怖い。 モンスターの幽霊にときめくゲームなんて、そうそうない。 双子のヒロインとかどうでも良くなる可愛さだ。 立花千歳。 彼女をデザインしたスタッフが一番怖い。

 モンスターというからには彼女は敵であって、もちろんプレイヤを攻撃してくる。 攻撃方法として、回りを暗闇にしてこちらの視界を奪ってくるが、そのうち自分で作った暗闇に怯えて「こわいよぅ」とか泣きべそをかいて、手で顔を隠しながらよろよろ逃げていくという見事な自爆萌えっぷり。 完成していたのか……。

 幽霊にときめくのは僕だけか!? と少し心配になったので調べてみたら、大抵のプレイヤが僕と同じ症状を訴えていた。 そうだよな、可愛いよな千歳たん。


人見知りが激しく引っ込み思案。 押入れに隠れる癖がある。幽霊。




20.01.2006

海底密室

三雲岳斗/徳間デュアル文庫

 『M.G.H.』に続編があったんスね。

 三雲氏の作品を初めて読んだのが二年前。 図書館で見かけた『M.G.H.』を、なぜか借りてきたことが全ての始まりである。
事前情報もなく、評判も知らず、作者の名もどこかで聞いたことがあるかな程度の認識。 今思えば英断だった。

 以前、思い入れのある本でも挙げたが、今ではそれくらい好きな作品だ。 当時、神をまたひとり見つけてしまった、とさえ思った。
『M.G.H.』読了後、すぐさま氏の他作品『レベリオン』に手を出した。 面白くなかった。アレ? と思った。

 当時あるラジオ番組を習慣的に聞いていて、そこで『コールド・ゲヘナ』というラジオドラマが放送されていた。 原作は同名の小説。作者は三雲氏。 これは聞くしかっ、と思い、毎晩夜遅くまで起きて、頑張って聞いた。 面白くなかった。 というより、世界観が自分に合わなかった。 それ以来、三雲氏の作品はノータッチである。

 ――などと、かく言う僕が、なぜ三雲氏の作品を再び読むことになったかと言えば、知人の新瀧氏に借されたからである。 人から薦められた作品を読むことは少ないが、今回はたまたま。

 しかし読んでみて驚いた。 『M.G.H.』の続編だったからだ。 ここでようやく話は最初の1行目に繋がります。

 もちろん読む前は続編だということは元より、『海底密室』の存在すら知らなかった。 知っていたらとっくに読んでいる。 そして、今回読んでみて思った。 やはりな。面白い。

 とは言っても、『M.G.H.』には軽く及ばない。 要因は明確で、『海底密室』の視点人物が結構まともだから。 『M.G.H』では視点人物が変態だったために、そこから描かれる世界が僕の波長と妙にシンクロして、非常に楽しめたわけである。 僕が変態だ、という意味ではない。

 それにしても、三雲氏は、てっきり理学部あたりが出身だと思っていたが、調べてみたら外国語学部だった。 あのセンスは研究者独特っぽいのだが……。


管理人は基本的にハードカバーがお嫌い。読みにくいから。




19.01.2006

ほわいとあうと

 こちらの世界ではすでに21日だが、雪が降った。 最近は寒いなとは思っていたが。 とりあえず、雪だるまを作ってみた。

 モスクワでは連日−30度だそうだ。 そこまで下がると、髪やまつ毛が凍るらしい。 くわばら、くわばら。




18.01.2006

ライブドアショック

 脆いな。 ひとつの不祥事で潰れかかっているこの会社もそうだが そのことで他のIT関連の株が軒並み下がっていることや、 それでダウン寸前にまでなった東証のシステムのこと、すべてが脆い。

 それにしても、球団の参入条件や株の仕組み、東証システムの脆弱性など、 LDがいろいろ動いてくれたおかげで、様々な情報がブラウン管の向こうまで届き、今まで知ろうともしなかったことに興味を持つ人間が増えた。 故意か偶然かは解らないが、ずんぐりむっくりの彼によって、国民の意識改革がなされたのは事実である。




17.01.2006

古きシステムとアドベンチャというジャンル

【PS2】EVE burst error PLUS(2)

 もともと10年以上前のゲームなので、システム全般が古い。 今はあまり見掛けない「コマンド総当り」が採用されている。 「移動」「話す」「調べる」など選択できるコマンドを片っ端から選択することで、その内フラグが立ち、次の場面へと進める、という形式である。

 僕はこの手の形式が苦手だ。 しょっちゅう行き詰まる。 何故かと言えば、「プレイヤの取った行動」と「その結果起こったこと」との間に必ずしも関連性があるわけではないからだ。 直前の会話や、物語の流れから次に取るべき行動が推測でき、誰もがそのコマンドを選ぶように仕向けられていれば十全だが、実際は違う。

 ある地点へ向けて数あるルートの内のひとつを通るときに限り、偶然ある人物と出会うなんて、誰も予想できない。 この手の手詰まりは、悩んでも解決しないわけで、そこでプレイヤは、できる限りのことを試すことになる。 意味もなく辺りを見回したり、目的もなく街を歩いたり。 いつか製作者が思い描く行動と合致することを信じて。

 こうなると、最早ゲームではなくなる。 遊びは作業と化す。 面白いのかそれ、という話になる。 しかし、そもそもシナリオ中心のゲームとは、製作者の用意した正解を選んでいくものだ。 すべてのプレイヤが、キャラクタと同じ意見を持つとは限らず、製作者が考えるものとは違う意図で行動するプレイヤもまた少なくないはずだ。
このアドベンチャというジャンルそれ自体が、潜在的に、遊びとは違った作業的な何かを内包しているのかもしれない。




16.01.2006

BLEACH #64

テレビ東京系

 恐れていたオリジナル展開に突入。 金髪の幼女が笑顔でピースしてるエンディングが強烈だった。 オープニングとのギャップが激しいが、いいのかあれ。 オリジナルのシナリオになった途端、失速した『NARUTO』と同じ轍を踏むか、それとも……。




15.01.2006

なにが美少女を美少女と定めるか

【PS2】零〜紅い蝶〜(4)

 人間の審美眼を測るために、ある研究者がこんな実験をした。 異なる特徴を持った人間の顔を並べて、その中から自分が一番格好良いと思うものを選ばせる、というものだ。 話のオチはわりと有名で、この実験で一番多く選ばれたのが、平凡で、変哲も特徴も何もない顔だった、というものだ。

 人は物事を日常(普通とか平均)の差分として認識する。 顔に関していえば、眼が少し大きいとか、鼻が低いとかがそれに当たる。 つまり、顔の特徴と呼べるそれらが少なくなるに従い、文字通り“整った”顔になるということだ。

 ただ、理屈は解っても、平凡で特徴のない顔を見せられて、それが格好良いとか可愛いとか言われても、恐らく戸惑う。 ここが少し面白いところで、特徴のない状態を零とした場合、零に漸近するに従い美形度が上昇していくのだが、しかし零になった途端、それは格好良くも可愛くもないものになるのである。

 こんな算数パズルがある。
体重が50キロの人がいるとする。 この人が穴を掘り、地球の中心に向かって進んでいく。 地球の中心との距離が短くなれば、物体に働く重力も大きくなるので、穴を掘っている人の体重も増えていくことになる。 では、地球の中心で体重を測ったとき、いくつになるか。

 答は、零。宇宙が無重力なのと理由は同じである。




14.01.2006

打ち上げ

 期末考査も今日で終わり。 乗りきった自分に『ゆめりあ』(PS2)をプレゼントした。 3Dの女の子とアレコレするゲームである。 千円。安かった。

 というか、少々ゲームソフトを積み過ぎたな。 10本以上はある。 とりあえず消化せねばなるまい。 テキストを読まずにすむACT系統から攻略していこう。 ああ、その前に『burst error』か。




13.01.2006

魔法先生ネギま! #13

赤松健/講談社

 もう13巻か。 そろそろ『ラブひな』に追いつくな。

 ネギま繋がりで『カンださん☆アイぽんのネギまほラジお』
ネットラジオなのだが、初めて聴いた。第3期だそうで、そろそろ終わりそうでもある。 で、感想だが、滅茶苦茶恥ずかしかった。
終始にやにや。夜遅くまでラジオを聴いていた頃を思い出す。
またラジオ聴き始めようかな。




12.01.2006

開発当初の名称「悦楽の学園2」

【PS2】EVE burst error PLUS(1)

 知人が、「菅野ひろゆき、菅野ひろゆき」と熱く語っていたので、彼から菅野氏がシナリオを担当した『burst error』を借りてきた。

 僕はこの『EVE』シリーズはすでに、『ZERO』『The Lost One』を体験しているわけだが、はっきり言ってこの二作は面白くなかった。
というか、作品の是非を語れるほど、物語を理解できていない。 『ZERO』での終盤の移植云々とか、『The Lost One』の花弁云々とか、いろいろ矛盾してると思うのだが、僕の気のせいですかね。

 ともかく、その二作品は面白くなかったよと、その知人に言ったところ、彼は、 『EVE』シリーズは毎回シナリオライタやイラストレータが変わるのだ、菅野ひろゆきは素晴らしいのだ! と熱く語りだし――(中略)――まあ、最初の話に戻るわけデス。

 『ZERO』『The Lost One』がシリーズの第1話、第3話だとすると、『burst error』は第2話にあたる。 つまり、僕はある程度、作品の展開を知った状態にあるということだ。 おそらく最も最悪の順番でシリーズを体験したと思う。




11.01.2006

大器晩成型

 発売から1年たった今、ニンテンドーDSが爆発的に売れている。 大手販売店では軒並み売り切れで、任天堂が品薄に関して正式に謝罪までした。 買取価格も上がり、ある店では定価で買い取ってくれる。 もちろん買い取った中古品は、定価以上の価格に設定されるのだが、こんな値段で買う人間がいるのか疑問でもある。

 NDSから『ロックマン ゼクス』発売決定。 ついにNDSからロックマンのオリジナル作品が出るらしい。 今度のロックマンは女の子だ。 海外のサイトで開発中のゲーム画面を見たが、クオリティがGBAとあまり変わらないのが気になる。 期待半分、不安半分。




10.01.2006

なぜ美少女を見るとつい庇護したくなるか

【PS2】零〜紅い蝶〜(3)

 守って上げたくなる女の子は、確かに存在する。 主に線の細い、いわゆる“か弱い”娘に多く見られるようだ。 こういうことを書くと、男尊女卑だと誤解されそうだが、もちろん、そうではない。

 基本的に、男性は女性に比べて体力的に優位にある。 骨格からして違うのだから当然だが、そのため男性から見ると女性は弱い存在に見えてしまうのだ。 線の細い娘なら、その印象は尚更だ。
自分より弱い立場のものを見ると、保護欲を掻きたてられるのは反射に近い。 赤子が可愛く見えるのと、根っこは同じだろう。

 美少女ならそれに加えて、頭に冠する“美”がそれを象徴するように、 希少性というファクタによって“守ってパラメータ”がプラス方向に補正される。 貴重で美しいものは大切に扱いたがるものだ。
宝石を大事にするのと、根っこは同じだろう。

 こういった例は、なにも人間同士の間だけで成立するものでもない。 なにか高価なものを購入したときを想像すると、解りやすい。 特に電化製品なんかだと、買った当初は扱いが丁寧で、手つきも慎重である。 恐る恐る、といった感じに近い。 まあ、日が経ったり、傷がついた途端、その扱いは粗略になるが。

 女性をものに例えるのは、あまり本意ではないのであしからず。 良い例が思い浮かばなかっただけです。

 つーか、僕はいったい何を書いてるのでしょう。




09.01.2006

氷塊

 積雪で倒壊する家屋が連日報道されている。 今冬はまだ実際に雪を見ていないので実感は沸かないが、ブラウン管の向こうは、相当に深刻らしい。

 積雪による家屋への負荷はどれくらいかを番組で検証していて、出た結果が、なんと今年の雪は比重が3らしい。 つまり、同じ体積の水の3倍重い。 簡易計算で、一般家庭の一軒家にかかる負荷は100トン近いことが解る。 そりゃ潰れるわな。




08.01.2006

成人

 毎年恒例になってきている気もするが、今年も新成人が暴れた。 日付は8日だが、これを書いているのは12日である。未来日記ではない。

 新成人と言えば、亜季にゃんもそうらしかった。 記事を読んで初めて気付く。 完全に失念していた。この頃、この手の忘却が多い。

 期間が10日ほど設けられていたレポートの存在も忘れていた。 今日、教授に期間延長をなんとか承諾させてきた。 ちなみに先月も全く同じ過ちを犯していたりする。 そろそろ記憶力がまずい。




07.01.2006

背徳の姉妹遊戯

零〜紅い蝶〜(2)

 妹を操り、実の姉のパンチラを撮ろうと試みる。だが、これがそう易々と行かない。 姉を階段まで誘導し、下からカメラのレンズを覗いたが、撮れそうで撮れない。 さて、僕は何の話をしているのか。

 今作では、プレイヤは双子の妹「澪」を操作し悪霊を除霊する。 その後ろを姉「繭」がひょこひょこ付いて来るのだが、その彼女が素足で丈の短いワンピースを着ている以上、その中の絶対領域を激写しようと試みるのは自然の摂理である。

 そもそも中を拝もうと思うのも、彼女たちのモデリングが実に良く出来ているからだ。 眼が大きいアニメちっくなやつより、こちらの現実味のある顔立ちのほうが好みだ。 結局、僕の好みの問題だが。


『零〜紅い蝶〜』公式サイト




06.01.2006

美少女と怪異の相性

零〜紅い蝶〜(1)

 この国には「美少女ホラー」という怪しいジャンルが存在する。 これは、美少女がなぜか次々と魔の手に襲われる、という不思議なものだ。 一時期、ジャパニーズホラーが話題になり、この国の映画が莫迦みたいに海外に輸出あるいはリメイクされまくったが、 そのとき、映画のポスタのデザインのことで、輸出する側とされる側の“見せ方”の違いが浮き彫りとなった。

 この国のポスタは、恐怖に顔が引きつる美少女(もしくは美女)を中心に配したものであるのに対し、海外のそれは、 怪異を起こしている怪人や怨霊そのものを中心に持ってくる傾向が強いのだ。

 “美少女を中心に描くと、消費者に恐怖が伝わらない”、 とは海外の(たしか韓国の)映画会社の言葉だが、なるほど、そう考えると、 逆説的に、わが島国でいう「ホラー」とは、怪異それ自体ではなく美少女こそが主役、と言えるのではないか。

 では、なぜ「美少女」なのか。少し考えてみた。 美少女と怪異を無理やり偏見によって属性付けるなら、それぞれ、聖と邪、もしくは善と悪と置換できる。 つまり、相反する属性だ。 これは、酢豚に入れるパイン、スイカにふる塩と同じ原理なのだと推理できる。
美少女が怪異を際立たせるのか、はたまた怪異が美少女を強調するのか、それは解らないが、美少女が主役と考えられる以上、後者なのかもしれない。 本当にどうでもいいが。

 さてさて、そんなこんなで『零〜紅い蝶〜』開始。


酢豚のパインは、肉を柔らかくしたり、タンパク質を分解するのを助ける。 スイカの塩は、甘さを引き立たせる対比効果を狙ったもの。




05.01.2006

古畑任三郎 ファイナル

フジテレビ系

 正月はどのテレビ局も面白そうなのばかり放送している。 わざわざ従姉妹が「面白いから見てみな」とか電話してくるくらいだ。
しかし、個人的には、ここ最近テレビを見すぎていると思うので、
そろそろ自粛したい。 このままだとダメになる。

 さて、1年ぶりの『古畑』であるが、3篇とも実に良く出来ている。 前作の『すべて閣下の仕業』は、正直言ってつまらなかったので、特にそう感じるのかもしれない。 これで最後だと言うのに、最終話が普段通りに終わったのは、ちょっと残念だったが。

 最終話に関連して。 僕はこれまで4組の双子と知り合った。 その中で一卵性双生児のペアは2組で、やはり見分けはつかない。
自分と同じ顔と声を持つ人間がすぐ隣りにいるというのは、どういう気分なのか。 想像できない。 訊いておけば良かった、と思った。




04.01.2006

物神崇拝

Ø STORY(4)

 各ヒロインの初登場時に、様々なアングルから彼女たちを舐めまわすことができる。 特にメインヒロインである平山氏は顕著で、それはうなじだったり、耳の裏から顎にかけてのラインだったりと はっきり言って、すげえマニアックだ。

 例えばこれが、実写ではなく、ただのイラストだったらどうだろう。 近年のゲームに使われるイラストは、人物がデフォルメされたものが多い。 そんなイラストの娘たちのうなじや耳の裏なんて見ても、面白くないのは考えるまでもない。

 ひと世代前のえろ本に描かれていた女性は、非常に写実的なものだった。 それが徐々に被写体の女性の若年化とデフェルメ化が進み、今の形になった。 諸国が、この国はロリコン大国だと認識しているのも解る気がする。

 イラストで、しかも可愛い絵柄では、女性のうなじの魅力を伝えるのは難しいのではないか。 そこに『Ø STORY』が実写であることの必然性が生じる。 実写でしか、表現できない女性の魅力はある。 それは、イラストでは描くことが困難で、またコンピュータでは計れない、ひどく感覚的で、不思議な魅力なのだ。 そう願いたい。


他にも、わが国の女性は、同年代の他国の女性に比べて若く見られがちであることも関係しているかも。 ちなみにこの理由から、海外の年下スキーは、わが国の大人ビデオを好んで見るとか見ないとか。




03.01.2006

きみの知らないところで世界は動く

NHK総合

 丁寧な作りのドラマで、受信料を取っているだけのことはある。 毎度のことながら、亜季にゃんは神経を病んだ少女と言う不幸な役柄だったが、動いている彼女を見るのは久方ぶりなので、嬉しくてそんなことはどうでもいい。 ちなみに『孕み-HARAMI-白い恐怖』のレンタル開始は今月20日から。 『最終兵器彼女』の公開は今月28日からである。チェキ。

 それにしても、えろい顔が似合う主人公は好感が持てる。 あそこまでの莫迦面もそうはいないだろう。 僕も鏡の前でえろい顔の練習をしているが、まだまだである。 役者ってすげえな、と思う一瞬だ。




02.01.2006

雨の中、東京へ行く

 タダで東京へ行く機会ができた。 僕は特に行く理由もなかったが新瀧氏についていって、とある電気街へと行ってきた。 正月ということもあり、各所で福袋を見かけた。どうもPSXが大量に処分されたらしい。 少し欲しかった。

 徘徊中、雨が降ってきたりと災難だったが、予想以上に良い買い物が出来た。 10日前に発売されたばかりの新品の初回限定版が、2400円引きで手に入った。 これは収穫。今すぐ売れば儲けがでる。売らないが。

 街を歩いて目を惹くのは、案内板の外国語表示だ。 アルファベットはもちろん、ハングル文字まである。 去年開かれた愛知万博で、他国からの来場者がそろえて口にしたことが「日本語表示だけの案内板が多い」ということだったが、 この街に限っては、そんなことはないようだ。




01.01.2006

戌の明け

 明けた。

 最後、冗談抜きで読むのが苦痛だった。『ファウストvol.5』読了。 その中で、一番印象的なのは、よく解らない小説ではなく、竜騎士07氏のインタビューである。 言ってることの半分は解らなかったが半分は共感が持てた。 この前、ブラウン管越しに氏の姿を見たがイメージしていた姿とは違い、普通の男性だった。 もっと若い人だと思っていたが。

 『ゴジラ ファイナル ウォーズ』。
ゴジラ映画の最終作。地上波で見たが、これは最高だ。
最後なのに、今までのゴジラっぽさは皆無で、激しいロックが鳴り響く中、ゴジラが怪獣相手に暴れまわる。 とにかくゴジラが強い。同時に3体の怪獣を相手にするときも、突進してきた1体目の怪獣を踏み台にして飛び上がり、空中で2体目を掴みあげて3体目に投げ飛ばすとか、 アクティブ過ぎる。人間劇のチープさが、どうでも良いと思えるくらいに、ゴジラが頼もしい。 しかし、なんで邦画の人間劇はこうも胡散臭い撮り方しか出来ないのだろう。 洋画のパロディにしか見えないのだが(特に「私は昔、百発百中と呼ばれた男だ」とか。どんな男だ)。






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