
ロックマン ゼロ(3)
どうにかクリアした。ロックマンオタクを15年続けている人間の意地でもあったわけだが…。
例のボタンの位置問題だが、最後には気にならなくなっていた。
というか僕、昔はキーボードで本家「ロックマン」シリーズをプレイしていたのだ。
その時と比べれば、ボタンの位置問題など些事にしか過ぎない、のだが……、思いのほか苦戦した。やはり腕が落ちたな。
さて、今作品であるが、どうであったか。振り返ってみよう(誰に言ってる?)
まず、ストーリーが良く出来ている。
舞台はXシリーズの100年後、武力で世界を支配し、無実のレプリロイドを次々と処分していくエックスから世界を守るため、100年の眠りより目覚めたゼロが奮闘する。
ストーリーの概要はこんな感じであるが、Xシリーズをやってきたプレイヤには、この世界観と設定の奇抜さがよく解ると思う。
長年オタクやってる僕なんかは一気に物語に引き込まれるのである。
次に、要ともいえるアクション部分だが、これも逸品だ。
従来のXシリーズの操作感、スピード感を継承しつつ、独自の武器システムを確立させ、汎用性の高いアクションが期待できる。
正統派アクションといえば聞こえは良いが、要は激むずアクションである。
莫迦みたいに難しい。
シリーズ1作目なのに、一見さんお断りオーラが漂いまくっている。
完全に従来の「ロックマン」経験者や、アクションゲーム狂向けだ。
敷居が高すぎる。
ただ、始めに逸品と書いたとおり、理不尽な難易度ではない。
X6のように、敵が回避不能技を使ってくることもないし、通れない通路が出来ることもない。
初めはありえないくらい難しく感じても、慣れてくると多種多彩な武器を使いこなして爽快に状況を打破していく快感が味わえる。
また、凝った演出がそれを手伝っている。
セイバーで敵を斬ると、身体が真っ二つになって赤いオイル? を撒き散らしながら四散する、といった具合である。
これは雑魚敵にとどまらず、ボスだろうとセイバーで止めをさせば、きれいに真っ二つに分断できる。
妙にリアルで生々しいこの演出は、Xシリーズでもありそうでなかった。
いい仕事してるなぁインティ・クリエイツ(実は外注作品)。
カプコンも少しは見習って欲しいものである。
キーを打つのが面倒くさくなってきたので、この当たりで適当にまとめるが、
僕にとって「ロックマン ゼロ」は最上級のアクションゲームであることに間違いない。
今ではストーリーのスの字もないXシリーズとは違い、とてもシリアスなストーリーが展開されるところが一番ポイントが高いんだろうな、と自己分析。
というか暗くて、とても万人受けするような大団円ではなく、なんとも殺伐としたエンディングを迎えて、なんかガメラ3を思い出してしまったのだが、でもこういう雰囲気は大好きなんだよな、こういうのを待ってたんだよな、でもガメラ3と書いていったい何人の人が解るだろうか、なんてことを心配しつつも、
暗い話が好きだと考える自分も相当暗いやつだなという考えにどうしても収束してしまうみたいで、このまま悶々と考えるのもあれなので、
このへんで筆を置くことにします。